海外転職の進め方~ベトナム・前編~

ベトナムで働いてみようかな…そう思い立ってから、何をどう、すすめたらいい?ベトナム転職を検討し始めた方々必見!このページでは活動から入社までのステップや、ベトナムならではの注意点についてご説明します。

転職活動の流れ

  1. 活動準備…なぜ、海外転職をしたいのか気持ちや思考の整理。就労条件の確認。
  2. 活動開始…求人応募~内定受諾まで
  3. 渡航準備…渡航に必要なドキュメントワーク、引っ越し、入国後の滞在先、連絡手段手配。

ステップ1や2は国内転職の際と同じですが、志望動機や転職理由のアプローチや企業選びや選考方法などが異なります。 各ステップ順、具体的に追ってみていきましょう。

1.転職準備

志望理由に正解・不正解はない

何事も準備が肝心です。ここがあやふやだと転職活動中にいろいろな面で苦労することになると、長年数多くの海外転職志望の方々のサポートをしてきたコンサルタント視点でお伝えしたいポイントになります。
特に、志望理由。なぜ、自分のキャリアに海外就労、特にベトナムが必要なのか、質問されたときに自分の言葉で答えられるよう、気持ちの整理をしておくことが大事。こんな理由で納得してもらえるだろうかーとキャリア面談時に相談されることがよくありますが、そんなに身構える必要はありません。志望理由に正解・不正解というのは存在しないので、あなたが胸を張って、質問相手に伝えることができれば、それがあなたのれっきとした志望理由になります。とはいえ、ひとりよがりな思い込みでは当然、相手に伝わりにくくなってしまいますから、転職をしようと思ったきっかけやベトナムで働くことに興味を持ったエピソードなどといった動機を思い返し、ベトナム転職にチャレンジしようと思うまでをまとめてみてください。自分の思いがまとまったら、応募書類(写真付き履歴書、職務経歴書、英文レジュメ)の記入です。志望理由やアピールポイントなどは海外転職を意識した記載になるため、国内転職用とは分けて用意することをお勧めします。

自分一人ではなかなかうまくまとまらない、アドバイスをもらいながら自分なりの志望理由を作り上げたいーそんな時は人材紹介会社の転職相談の利用も検討してみてはいかがでしょう。

就労条件のチェック

その次に、ベトナムで働くために必要な条件、住環境などについても下調べしてみましょう。ご存知のように、外国人が海外で働く場合、ほとんどの国では“就労許可証(ワークパーミット以下、WPと記述)”が必要となります。ベトナムも同様、特別な条件をのぞき、このWPを取得しなければ働くことができません。
ベトナムの労働法細則でWP取得要件について規定されていますが、一般的に求人募集企業が応募条件として

  • 学歴要件(大学の学位以上を取得していること)
  • 経歴要件(3年以上の就労経験を有すること)

の2つをあげていますので、自分がこれに該当するかを確認してください。

特に経歴要件は1社で3年以上ではなくとも経験企業の合算でも構いませんが、企業ごとの在籍証明書が必要となってきますので注意が必要です。

ベトナムで暮らすイメージトレーニング

また、実際にベトナムで生活する上でどんなところか、あらかじめ住環境の調査も重要です。
鉄道や地下鉄といった交通インフラは整備中で外国人の交通手段は主にタクシー、バイクタクシーとなり、事故も少ないとはいえません。
これらはあくまでも目安であり、経験やスキル、募集ポジションによって上下することもありますが、ベトナムは個人所得税と少額の社会保険料のみが控除対象となることも考え、生活するために必要なお金はいくらかをあらかじめシミュレーションすることをお勧めしす。
日本と比べ、医療水準が決して高いとは言えない国ではありますので、既往症がある方は医師に相談することもお忘れなく。

2020年度の在留日本人はベトナム全国で23,000人以上となり、多くの日本人がベトナムに居住していることがお分かりかと思います。
日本人が好んで住む居住エリアには外国人向け物件がいくつもあり、家賃もさまざまです。セキュリティや立地、職場へのアクセスなどを考慮し、自分に合った住まいを見つけましょう。
食品など、生活必需品は比較的物価は安いほうですが、輸入品や嗜好品はそれなりの金額となりますのでライフスタイルもバランスが求められます。

最後に、ベトナムでの給与相場についてもよく質問されますので、簡単にお伝えしますと、募集職種として多い営業職の場合、月額1,500~1,800USD(グロス)程度、マネージャークラスですと2,000USD(グロス)がボリュームゾーンです。
製造業の技術職の場合はマネージャークラスで月額2,500USD(グロス)が一般的となっています。

これらはあくまでも目安であり、経験やスキル、募集ポジションによって上下することもありますが、ベトナムは個人所得税と少額の社会保険料のみが控除対象となることも考え、生活するために必要なお金はいくらかをあらかじめシミュレーションすることをお勧めします。

以上ステップ1をご説明しました。もう少し詳細を聞きたい、自分の場合はどうなの?といったアドバイスが欲しい場合は広済堂HRベトナムの転職支援サービスにぜひ一度ご登録ください。

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